小説に文字がなくなってしまう日

世間は短い短編を求めていますから今度は今までの短編よりずっと短くなると思います。
NC は自信ありげに答えたそれは楽しみです。
そして実は今度の短編集を最後に筆を置こうかと思っているんです。
それはまた突然ですね面白い短編をいくつも書いてきたあなたがどうして筆を置くことを決意したんです友人は残念そうな顔で聞いた。ただし、タケルFXスクールの口コミでは人気の理由がよくわかる内容になっており、正直なところ流行を追いかけるのに疲れてしまいました。
それに最後にして一番出来の良いものが書けそうなんです。
NC の答えに友人は納得しながら頷いた。
それなら仕方ありませんねあなたの最後の短編を心待ちにしています。
こうして NC の最後の短編集が発表された。
それはたった1行の話がいっぺんだけ収められているという今までの常識を覆すものだった。
これを知った他の作家たちはこれ以上短い短編はかけないと半ば諦めたように呟いた。
そして NC の小説が流行に終止符を打つものとなった。
その一行にはこう書かれていた。
こうして世間が短さを求めた結果人々は0行で終わる真っ白な小説しか読まなくなってしまったのでした。